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▶︎ 「BLIS K12」とは?

ブリス菌「BLIS K12」とは?

BLIS K12に、喉の腫れや口臭の原因菌の化膿レンサ球菌への抗菌効果を確認できました。

ブリス菌「BLIS K12」のポイント

  • ●正式名称は「ストレプトコッカス・サリバリウスK12」
  • ●「3つ」の強力なパワーから口内環境を健康に保つ
  • ●数々の研究結果より「BLIS K12」の口内環境の改善を確認

一度もお口の病気にかかったことのない子どもから発見

ブリス菌「 BLIS K12」 は、1989 年、ニュージーランドのダニーデンという街に住んでいた 12 歳の男の子の口の中から初めて見つかった口内ブリス菌です。

この男の子は咽頭炎や虫歯など口の中の病気に一切かかったことのない、いわゆる「健康優良児」でした。その理由を詳しく調べてみると、カギを握っていたのがブリス菌「 BLIS K12 」だったのです。

BLIS K12の「3つ」の強力なパワー

その1:病原菌への強い抗菌・殺菌力

Pタイプという抗菌効果の幅広さを測る手法によると、BLIS K12 の抗菌力は他のブリス菌の中でも最高レベルであることがわかっています。BLIS K12 が幅広い抗菌力が持つのは、サリバリシン A2 とサリバリシン B という特殊な抗菌物質を産生することに由来します。

これら2つの抗菌物質は様々な病原菌に対して抗菌効果を発揮しますが、特に、咽頭炎や扁桃腺炎の原因菌として知られる化膿レンサ球菌に対して強い抑制効果を発揮します。

BLIS K12は、化膿レンサ球菌をはじめとする様々な病原菌に対して高い抗菌効果を持つことから、咽頭炎、扁桃腺炎、口臭、歯周病の予防など、幅広い応用が期待されています。

その2:粘膜への強力な付着力

生きた善玉菌が実際に効果を発揮するためには、体の中に長く留まれるかどうかに掛っています。試験管の中では抗菌力があっても、いざ使って体の中に留まらず、すぐストンと落ちてしまうようでは効果を発揮しないからです。

粘膜への強力な付着力

特に口の中に入れたものは、すぐに胃に通過してしまうので、口内善玉菌が効果を発揮するためには、頬や喉などの口腔粘膜に付着できるかどうかがカギになります。ヒト由来のブリス菌が口の中の善玉菌として非常に優れているのはこの点にあります。ブリス菌が属するストレプトコッカス・サリバリウスは口の中に留まりやすく、その中でもBLIS K12は口の中の粘膜に強い付着性があることがわかっています。

粘膜への強力な付着力

また、付着性が強いということは、抗菌性にも効果を発揮します。口内細菌たちは、口の中の粘膜という限られたスペースを日々取り合っていますが、付着性が強いということはその分陣地の取り合いに有利であることを意味します。

BLIS K12は化膿レンサ球菌やB群溶血性レンサ球菌(GBS)などの病原菌から陣地を奪い取り、病原菌を追い出してくれます。

さらに、BLIS K12は粘膜の上皮細胞だけではなく、細菌自体にも付着して抗菌効果を発揮することがわかっています。カンジダ症の原因菌であるカビ菌の周りにBLIS K12が付着することで、カビ菌の成長を抑え、粘膜に付着することを阻害します。薬を使わないカンジダ症への利用も期待されています。

その3:歯肉炎、咽頭炎への強い消炎作用

歯肉炎や歯周病の患部では炎症が起こっています。炎症は免疫細胞が病原体と戦っているために起こる反応です。しかし、一部の病原菌は免疫システムをうまくすり抜け、炎症患部で生き残ることができます。

病原菌の作る毒素により、過剰炎症が進むとだんだん歯肉が減って、やがて歯を失ってしまいます。BLIS K12は、歯周や粘膜の細胞に働きかけて病原菌による過剰炎症を抑える働きがあります。

このように善玉菌として非常に優秀なブリス菌 BLIS K12 の有効性や安全性について、日本を含めて世界中から数々の実証報告がされています。

  • 口臭予防の有効性
  • 歯周病予防への有効性
  • 病原菌には強いけれど人には優しいBLIS K12