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▶︎ 犬の口臭予防の研究データ

<注目>細菌だけでなくウィルス性の風邪にも有効!

気になるペットの口臭に「BLIS K12」によるビーグル犬の口臭予防の検討
(正式名称:ストレプトコッカス・サリバリウスK12)

ペットが愛らしく懐いてくれることは、飼い主にとってこの上ないほど嬉しいことです。

しかし、顔に近づかれると可愛いはずなのに、口臭がキツくてつい顔を背けてしまう。

多くの飼い主の方が「このイヤな匂いが無くなれば良いのに、、、」と思われていることでしょう。

ビーグル犬への投与試験で、「BLIS K12」にペットの口臭予防の可能性が認められました。

BLIS K12を4週間与えることで、口臭の数値が次々と低下!

ペットの口臭抑制の検討データ

ビーグル犬のオス6匹(体重10.0kg -13.4kg)を被験体に、4週間毎朝BLIS K12を与えるグループ(n=3)と与えないグループ(n=3)に分けて、口臭の検査を行いました。

検査は人の試験官が直接匂いを嗅ぎ分ける官能検査と、測定器をつかった成分検査を実施しました。

官能検査の結果、BLIS K12を摂取した犬の臭気の強さが低下

人の試験官が口の中の臭気の強さを判別する官能試験の結果、摂取前は口臭が「強い」を示す4.0(平均)というスコアでしたが、BLIS K12を4週間与えた後では「弱い」の近い2.3(平均)まで口臭のスコアが低下しました。

図1.口臭スコアの推移

図1.口臭スコアの推移

BLIS K12を与えた後は匂いの漂う距離も約38%短くなりました。

口からどの距離まで臭気を感じるかを判別する吸気臭の官能試験でも、摂取前は平均で13.3cmだったものが、BLIS K12摂取後は8.3cmと、吸気臭もおよそ38%短縮しました。

図2.吸気臭の推移

図2.吸気臭の推移

機械測定でもBLIS K12を摂取したグループでは口臭成分のアンモニア濃度が低下していました。

測定機器を使用して口臭成分の評価をした結果、BLIS K12摂取グループではアンモニア濃度が平均で2.0ppmから1.3ppmまで低下していました。

図3.口臭ガス中のアンモニア濃度の推移

図3.口臭ガス中のアンモニア濃度の推移

これらの検討結果に統計的な有意差はありませんでしたが、「BLIS K12」に人間のみならず、ペットの口臭予防の可能性があることが示されました。今後さらに詳しい検証が期待されます。

<引用論文>
Hirotaka Matsumoto, Tomoko Okusa, Hiroki Yoshimatsu, Yohei Mochizuki, Takahiro Teshima, Hidekazu Koyama 2016. A basic study on the effect of Streptococcus salivarius K12 on the suppression of oral malodor in beagles. J. Pet Anim. Nutr., Vol. 19(No. 1): 8-14. 2016