ブリス菌とは 虫歯予防 口臭予防 歯周病・歯肉炎予防 安全性 その他のブリス菌の効果

▶︎ 「ブリス菌」による歯周病・歯肉炎予防の有効性

歯周病・歯肉炎とは?

世界中の研究によって、ブリス菌に歯周病・歯肉炎の3つの原因「歯垢」「炎症」「歯周病菌」を抑える働きがあることが実証されました。

歯周病・歯肉炎予防の有効性データ1

BLIS M18摂取により歯周病のサインとなる
4つの数値指標が驚きの改善!

試験概要

歯周病か歯肉炎があるけれども健康な年齢幅20-60歳の28名の被験者(女性14名、男性14名)全員に、試験前処置として歯周病治療であるスケーリング・ルートプレーニングを実施。その後BLIS K18を摂取するグループ(14人)と摂取しないグループ(14人)にわけ、歯周病の状態を評価するプラーク指数(PI)、歯肉の炎症を評価する歯肉炎指数(GI)、歯周周りの病気の兆候を評価する改変歯肉出血指数(mSBI)と歯周ポケットの深さ(PPD)の変化を調べました。

結果

30日間BLIS M18を摂取したグループでは、BLIS M18を摂取しないグループと比べて、プラーク指数(PI)、歯肉炎指数(GI)、改変歯肉出血指数(mSBI)、歯周ポケットの深さ(PPD)のすべての数値が有意に改善しました。

出典:International Journal of Pharma and Bio Sciences. 6(1):242-250.

図1 歯周病の状態を評価するプラーク指数(PI)の変化

図1 歯周病の状態を評価するプラーク指数(PI)の変化

図2 歯肉の炎症を評価する歯肉炎指数(GI)の変化

図2 歯肉の炎症を評価する歯肉炎指数(GI)の変化

図3 歯周周りの病気の兆候を評価する改変歯肉出血指(mSBI)の変化

図3 歯周周りの病気の兆候を評価する改変歯肉出血指数(mSBI)の変化

図4 歯周ポケットの深さ(PPD)

図4 歯周ポケットの深さ(PPD)の変化

歯周病・歯肉炎予防の有効性データ2

ブリス菌が歯周病菌に由来する炎症物質を
大幅に減少させることを確認!

代表的な歯周病菌である P・ジンジバリス(PG)、F・フソバクテリウム(FN)、A. アク チノミセテムコミタンス(AA)は、歯肉の腫れを起こす炎症性サイトカイン(IL-8、IL-6) というホルモンを分泌するようヒトの細胞に働きかけます。炎症性サイトカインによる過剰な炎症反応は、歯肉や骨を破壊して、歯の抜け落ちにつながります。

BLIS K12とBLIS M18に、これら歯周病菌を原因とし分泌される炎症性サイトカインを抑制する効果が確認されました。

図5 炎症性サイトカインIL-6の抑制

図5 炎症性サイトカインIL-6の抑制

図6 炎症性サイトカインIL-8の抑制

図6 炎症性サイトカインIL-8の抑制

歯周病・歯肉炎予防の有効性データ3

ブリス菌に歯周病・歯肉炎の病原菌への 抗菌性があることが確認されました。

同時性の拮抗試験および遅発性の拮抗試験の結果、ブリス菌には、次の歯周病菌に対して抗菌性があることがわかりました。

P.ジンジバリス
A.ビスコーサス
P.インターメディア(妊娠性歯肉炎の病原菌)

歯周病菌への抗菌性と共凝集により、病原体を抑制!

また、ブリス菌の歯周病菌に殺菌効果を持つだけではなくそのユニークな特性として、歯周病菌やカビの周りにくっつきます。このように細菌やカビなどの微生物同士がくっ付くことを共凝集と言います。 BLIS K12とBLIS M18は次のような病原菌と共凝集を起こし、病原体の成長を妨げると考えられます。

●ブリス菌が共凝集をする歯周病菌やカビ

歯周病菌
P.ジンジバリス
F.フソバクテリウム
A.アクチノミセテムコミタンス
酵母様真菌(カビ)
カンジダ・アルビカンス

図5 炎症性サイトカインIL-6の抑制

図7 BLIS12とカンジダ. Aの共凝集


引用論文:Burton, J.P., P.A. Wescombe, J.M. Macklaim, M.H.C. Chai, K. MacDonald, J.D.F. Hale, J. Tagg, G. Reid, G.B. Gloor, and P.A. Cadieux. 2013. Persistence of the Oral Probiotic Streptococcus salivarius M18 is Dose Dependent and Megaplasmid Transfer Can Augment Their Bacteriocin Production and Adhesion Characteristics. PLOS ONE 8(6):e65991.

Ishijima, S.A., K. Hayama, J.P. Burton, G. Reid, M. Okada, Y. Matsushita, and S. Abe. 2012. Effect of Streptococcus salivarius K12 on the In Vitro Growth of Candida albicans and Its Protective Effects in an Oral Candidiasis Model. Applied and Environmental Microbiology 78(7):2190-2199.

Scariya, L., D.V. Nagarathna, and M. Varghese. 2015. Probiotics in Periodontal Therapy. International Journal of Pharma and Bio Sciences. 6(1):242-250.

KW MacDonald.2015.The Role of Streptococcus salivarius as a Modulator of Homeostasis in the Oral Cavity

Burton, J.P., B.K. Drummond, C.N. Chilcott, J.R. Tagg, W.M. Thomson, J.D.F. Hale, and P.A. Wescombe. 2013. Influence of the probiotic Streptococcus salivarius strain M18 on indices of dental health in children: a randomized double-blind, placebo-controlled trial. Journal of Medical Microbiology 62:875-884.