▶︎ ブリス菌とは?
善玉菌というとよく知られているのはビフィズス菌などの腸内細菌です。ですので、善玉菌はお腹の中についてのものだけと思われがちです。
しかし、善玉菌はお腹の中だけではなく、口の粘膜や肌など体の様々なところで私たちの健康維持のために貢献してくれています。その中でも口の中の善玉菌として最近注目を集めているのが「ブリス菌」です。
なぜ注目されているかというと、口の中のブリス菌が活躍することで、虫歯にならなかったり、風邪を引かなくなることが分かったからです。
ブリス菌は、天然の抗菌物質を作り出し、虫歯菌などの病原菌を除去するのが特徴です。
あまり知られていませんが、すでにブリス菌は私たちの生活の中で活躍しています。例えば、ブリス菌が作りだす抗菌物質はお肉やチーズの保存料に使われています。薬品とは違い、胃腸で分解されるので安全な抗菌剤として脚光を浴びています。
そして…
虫歯菌や歯周病菌を安全に除去できるのが、口内ブリス菌BLIS K12とBLIS M18です。
健康な子どもと、よく風邪をひく子どもの何が違うのか?
そのカギは口内ブリス菌にありました。
BLIS K12とBLIS M18、これらの口内ブリス菌を発見したのが、オタゴ大学のジョン・タグ博士です。
タグ博士は12歳の時、化膿レンサ球菌性という毒性の強い細菌によりリウマチ熱を患ってしまいました。リウマチ熱は高熱と関節の激痛を伴い、最悪の場合は心臓病に移行し、命を落とす恐ろしい病気です。
幸いタグ博士はこの病気から回復しましたが、再発予防のために10年間毎日ペニシリンを飲む生活を強いられました。ペニシリンは化膿レンサ球菌に有効な抗生物質ですが汗がカビ臭くなる副作用があります。
このため多感な時期のタグ青年は大変恥ずかしい思いをしましたが、この辛い経験が後のブリス菌研究への情熱となったそうです。
タグ博士の研究チームが発見した特別効果の高い口内ブリス菌が BLIS K12 と BLIS M18 なのです。
口内ブリス菌と乳酸菌の違いはあるの?
はい、活躍する場所が全く違います。
口内ブリス菌はストレプトコッカス・サリバリウス(唾液レンサ球菌)という唾液中の細菌の40%〜60%を占めている細菌の仲間です。
ストレプトコッカス・サリバリウスは乳酸菌の一種で、ヨーグルト乳酸菌と親戚のような関係にあります。ストレプトコッカス・サリバリウスの中にも色々な種類があり、その 60% 以上が何かしらの 細菌に対する抗菌物質を作っています。口の中の善玉菌たる所以です。
口内ブリス菌と一般的な乳酸菌との大きな違いは棲む場所の違いです。口内ブリス菌は口の中、一般的な乳酸菌はお腹の中を住処にしています。
口内ブリス菌を始めとするストレプトコッカス・サリバリウスは胃腸では長く生き続けることができません。似たように乳酸菌も口の中には定着しません。
適材適所、お腹のためには乳酸菌、お口のためにはヒト由来の口内ブリス菌が善玉菌として活躍します。
現在、実績のある効果の高い口内ブリス菌が、BLIS K12とBLIS M18です。
BLIS K12は、口臭、歯周病、咽頭炎予防に
BLIS M18は虫歯予防に
効果を発揮します。
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